2011年2月28日月曜日

電通がFacebookのプレミア広告枠を買い切ったからってどうということはない、という見かた。

@rkanbe です。

広告業界を中心に、今日はこのニュースがとても注目されていました。

電通とFacebookが業務提携 広告主向けにマーケティング活用支援 - ITmedia News

電通が米Facebookと業務提携、プレミアム広告の独占販売権を獲得 - ニュース:ITpro


えっ、なんだなんだ?Facebookって代理店マネーに占領されちゃったの?って感じでざわざわしちゃう感じはあるかもしれないのですが、まずはひとつずつ状況を確認してみましょう。

プレミア広告枠ってどこ?

まず、今回の提携の趣旨をみてみましょう。

電通、米フェイスブックと提携 プレミア広告を販売  :日本経済新聞

「プレミア広告はフェイスブックを起動したログイン画面に表示され、他社の広告が同時に表示されないため、注目度が高いという。フェイスブック側は電通の営業網を生かし、日本企業の広告需要を開拓していく。」

このプレミア広告、ともするとmixiにログインする前のど派手な広告のように思うかも知れません(実際にこちらの記事にはそういうスクリーンショットがあります )でも、Facebookを常用するユーザであればここはほとんど見ないよなあ、という実感もあるのではないでしょうか。

滞在時間や再訪問率が長く、Cookieによる継続的なセッションが切れにくかったり外部の専用クライアントから利用されることも多いというのはTwitterと似通った部分があり、それらのログイン画面を広告枠化するというのはなんとな売り物になるか不安も残ります(もちろん売りだしていれば買われるでしょうけど)。

では、実際のプレミア広告はどこかというと、今日までプレミア広告を売っていたサイトに詳しい解説が掲載されています。

※次より引用:広告代理店|メディア価格がわかる『広告ダイレクト』
※画像内価格は過去の別代理店のもので今回の発表内容とは無関係です


つまり、Yahoo!でいえば昔のサイズのブラパネ、Twtterでいえば右肩広告のような部分というわけです。しかも、ユーザへの重要な告知よりはちょっと下で、ここに広告があるからといってどれだけのものになるのでしょうか(つまり、興味のある広告がここにあったからといって、あなたはクリックしますか?という話です)。なお、画像中の価格は現在まったく参考になりません。独占になった以上、この金額よりはおそらく上がっていることでしょうが。

さらにTechWaveの記事で湯川さんがツッコみをいれているのが、”実際にFacebookが重要視しているのは、ファンページや他人のウォールに行ったところで表示されるマーケットプレイスアドである”という見かたです。

電通とFacebookが業務提携【湯川】 : TechWave 

「多分、Facebookはプレミア広告枠なんて、本音のところではそれほど重要視していないんじゃないかと思う。」

ここは「マーケットプレイスアド」とあるように、基本的に代理店を通さない、Facebookユーザからの直接購入枠であるはずです(詳しくないですが、もしかしたら代行で出稿するようなところもあるかも?)。電通の契約では、ここを今回の契約で販売することはできないのです。

事実、電通自信もプレスリリースネタ以上にどこまでこの枠を重要しているかどうかはわかりません。よおく提携の期間を見てみましょう。

「独占販売権は2月18日から1年間有効」

つまり、一年も見たないうちに契約更新の期限が来るわけです。Facebookおよび電通双方にとってメリットがなければ、この契約が解除されることも、可能性がまったくないというわけではないということです。

Facebookと業務提携ってどういう意味?

では、同時に語られている「Facebookとの業務提携」とはどういうことでしょうか。大手代理店以外はもはやFacebookページを作れないということでしょうか。もちろんそんなことはありません。これまで同様、誰でもページを作れますし、技術的にはこれまでとかわらず、なにか見えない障壁にはじかれるということもないでしょう。

提携の業務内容を見てみても、プレミアムアド以外のところは下記の通り。

・Facebookの企画を各種企業や広告主にコンサルする
・ソーシャルプラグインやFacebookタブアプリを使ったキャンペーンを実施
・既存のメディアと組み合わせたプロモーション展開

こちらも十分既存の代理店や制作会社とのタッグでやっていける内容です。Facebookとあえて業務提携しなければ絶対できない、という話でもありません。少し想像してみてください。そもそもFacebookページへの誘導ってどうやればいいでしょうか?プレミアムアドからの誘導が本当に最大の入り口となるでしょうか?

サーチエンジンの検索結果にも出てくるFacebookの場合、通常のSEO+スペシャルサイトからの誘導や、TwitterからFacebookへの誘導とかもろもろあわせて考えた場合に、ここはそれほど脅威でしょうか。いまのソーシャルな人の流れをいろいろ考えてみて、ウェブマーケターのみなさんを中心にシュミレーションしてみても面白いのではないかと思います。

2ちゃんねる方面からの面白い反応

さて、今回ちょっと面白いのが、2ちゃんねるのまとめブログの方から「セカンドライフ再来!」と叫んでいるところです。

電通とFacebookが業務提携 広告主向けにマーケティング活用支援

彼らはなんでこんなに一生懸命かというと、一年前にTwitterが同じように盛り上がりかけたときに、電通が大規模提携を仕掛けてくることを期待していたのに結局その「祭り」がなかったからなのではないかと思います。2ちゃんねるにとってはかつて「電通がセカンドライフをゴリ押ししたためにサービスがうまく立ち上がらなかった」という説が定説ですので、今度こそこれをネタにこきおろすチャンス、と思ったのではないかと思います。しかし現状では単に知名度を上げるための燃料にもなってしまっているので、ある程度諸刃の剣(もしくは時間差ブーメラン)的な切り口ともいえるでしょう。

まとめ

というわけで、枠の買い切りというのは過去15年間のインターネット広告ではまさに一大仕事でここをとっていくところは広告代理店の醍醐味、という見所はあるのですが、ソーシャル時代に半分足をつっこみはじめた今、あらためてそれが時代に伴っているかどうかを、自分のなかで考えてみてはどうでしょうか。

自分がTwitterやFacebookのウォールでリンクをクリックした数と、操作ミス以外で大きめのサイズのバナーをクリックした数、あなたは果たしてどちらの方が多いでしょうか?

そのあたりに、今回のニュースを冷静に考えるチャンスがいくつかあるように思います。また、いま日本でたくさん発売されているFacebook本で、特にFacebookの立ち上げ段階を見た場合、Facebookがどれだけ長い間広告を導入しなかったかという歴史も見て取れるはずです。そういったいみで、この枠にどういう意味があるかを、Facebookページと対比して考えてみても面白いかも知れません。

おまけ

FacebookにはロケタッチやFoursquareみたいなFacebook Place(日本ではスポット)という機能があります。汐留の代理店には下記のようなプレイスがありますので、現地に行った際にはぜひチェックインしてみるといいのではないでしょうか。

電通 このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年2月25日金曜日

そういえばKalturaのプレイヤーに「Facebookに動画を共有」ボタンがあったのを思い出した

@rkanbeです。

昨年一年間売ってきた映像配信プラットフォーム「Kaltura」のプレイヤーに「Facebookに動画を共有」ボタンがあったのを思い出したので貼ってみます。どうでしょう?よかったらプレイヤーの上の「Share」ボタンを押して、Facebookなどに投稿してみてくださいね。これもひとつの映像版「いいね!」ボタンと言えるかもしれません。

video platform video management video solutions video player このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年2月22日火曜日

Facebookのスポット(Places)についてまとめてみました

@rkanbe です。

Facebook の中でも比較的新しい機能「Places」について調べてみたら、なかなか面白かったのでまとめてみます。これは、言ってしまえばFoursquareの「チェックイン」を模した機能で、日本向けには「スポット」という名称でリリースされています。

日本の電話帳からの情報もある程度登録されているようです。コンビニや飲食店のフランチャイズではたくさん出てきてしまいますが、あまり数が多くないショップの店舗の例として「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の例を挙げてみますと、こんな感じです。こういったスポットに携帯・スマートフォンや位置情報対応のPCブラウザからアクセスすると、ロケタッチやコロプラみたいな感じで位置登録できるわけです。



Facebookで特徴的なのは、一緒にいる友だち情報もまとめて行えることです。ここで露出が増えてますますチェックイン機能やチェックイン情報が共有されるというわけですね、よく出来ています。

では、時系列でさかのぼって、リリース時からの情報を追ってみていきましょう。

▼リリース時の記事

Facebook、『スポット』(Places日本版)を本日公開 | Business Wire

Facebookが位置情報サービス”Facebook Places”を開始。しかもFoursquare、Gowallaと提携

チェックイン機能を持つFacebook Placesが、iPhoneとiPod Touchでデビュー | ブログヘラルド

▼事例

『スポット』機能提供は米国では2010年の夏に提供を開始されました。その後様々な事例が登場しています。そのあたりは @yukari77 さんの下記記事がとても参考になります。

Facebookのチェックイン機能“Facebook Places”を活用したキャンペーン事例5選 【三橋ゆか里】 : TechWave

1)Westfield Valley Fair チェックインでクーポン。最もシンプル

2)Electronic Arts UK イベント参加でチェックインさせ、結果ブランドの大量インプレッションに。

3)Onitsuka Tiger by Asics チェックイン+クイズ。参加者の50%がチェックイン

4)University of Kentucky” 学内スタンプラリー。在学生の交流及び入学者の勧誘

5)VisitBritain 『国盗り物語的』なものをチェックインで実装。ファンページのファン数34%増加

下記の記事もあわせてどうぞ。

Facebookでも”チェックイン”!ソーシャルグッドな取り組みが始まっている「Facebook Places」 | greenz.jp グリーンズ

▼FourSquareや他の位置情報系サービスとの比較

Facebook Placesのユーザ数はFoursquareの7倍 – IT / テクノロジー | TechDoll.jp

Facebook Placesのユーザ数はFoursquareの7倍 – IT / テクノロジー | TechDoll.jp

Facebook Places vs 世界の位置情報サービス

Facebook PlacesのロゴはFoursquareへのあてこすり?: とみー

▼ドキュメント&APIとの組み合わせ例

ヘルプセンター (公式ドキュメント)

Going Places with Facebook - Facebook開発者

Involver Blog: The Web's Most Trusted Social Marketing Platform - Part 3 (Involverとの連携)

アプリとの組み合わせで活用するFacebook Places – Social Media Surf (Context Optionalとの連携)

▼まとめ

そういったわけで、世界最大のSNSと位置情報が組み合わさって、これまでにないチェックイン・バブルが起ころうとしています。別にこのサービスだけに限らないのですが、どうやらこのサービスのローンチの経緯を見る限り、新生のソーシャルメディアのコア機能をFacebookが実装して、シェアの半分を奪っていく、という流れは今後もたくさんありそうな予感がします。ともかくこの「チェックイン」がさまざまなプロモーションやキャンペーンと合わせて利用される可能性が高いというのは、間違いがないのかもしれません。 このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年2月16日水曜日

辺境のブログにおけるモチベーション確保のむずかしさ

@rkanbe です。

アルファブロガー・アワード2010 の結果が発表になりましたね!(投票もしましたが@maikatan受賞おめでとうございます!)

一方で、個人的にはじゃっかん恐れていた事態に到達しました。

昨年Togetterやっていて「いいアウトプットには向かないな」と思い、あらためてブログを始めたものの、これが全然反響を得られない。注目を集める必要がないのだが、

・最低限情報を必要としている人に届くところまでいかない

・反響から自分のブログの内容を修正したり、次のアウトプットに活かすことができない

というあたりは非常に困ったところです。

ちなみに、このブログの直近のエントリにはこんなものがあります。

[@rkanbeのライフノート]: Facebookアプリ第一弾を作成してみました

[@rkanbeのライフノート]: Googleのブログサービス「Blogger」にソーシャルプラグインを設置してみた

このあたりのブログ記事を角煮あたっては、Togetterのまとめひとつをつくるよりも。10倍~20倍の労力をかけているにもかかわらず、それを一目に晒す方法がなかなかありません。

それゆえにBloggerデザインテンプレート向けのソーシャルプラグインの実装も行ってみたのですすが、そもそも来訪者の少ないブログでは、広範な伝搬に必要な最初の拡散すらままなりません。それであればいっそ300円くらい払ってどこかに広告でも出したくなるくらいです。

リアルな友達や、同僚でソーシャルメディアをやっている人が少ないと、こういった事態に陥ってしまうのですが、ここから先の改善策がないんですよね(ちなみにTwitterのフォロワーは2000名前後です)。ここからモチベーションを上げていくにはいったいどうしたものでしょうか? このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年2月15日火曜日

Googleのブログサービス「Blogger」にソーシャルプラグインを設置してみた

@rkanbeです。

ちょっと前にブログをMTからBloggerに引っ越したのですが、その時にツールとしての候補にあげていたWordPress。そのWordPresにはOpen Graph Protocolやツイートボタン・Facebookのいいね!ボタンも含めて一瞬で対応できる下記のようなプラグインがあり、正直「なんでBloggerを選んじゃったんだろう…」と若干後悔。

WordPressにソーシャルブックマークボタンを楽々設置:WP Social Bookmarking Light | NINXIT-BLOG

ブログを一瞬でOGP対応にしてソーシャルサイトでの集客力をUPさせられるWordPressプラグイン「WP-OGP」:phpspot開発日誌

実際WordPressにこれらのツールを入れてあげると、スムーズに入るは設定は簡単だわで、これからブログつくるならWordPressの方が正解だろうなぁ・・・と思いつつ、選んでしまったものはしょうがないので、手動でコツコツ「Blogger」にソーシャルプラグインを設置してみることにします。これ、はっきり行って無駄な手間なんですけどね。

「Blogger」にソーシャルプラグインを設置してみたときの問題

さて、あちこち情報を集めてかけずり回るのですが、大まかには3つの問題がありました。

1.Bloggerにはガジェットベースでブログパーツを追加できるのに、WP Social Bookmarking Lightのようなセンスのいいガジェットがない!(これさえあればよかったのにねー)。

2.各種ソーシャルプラグインでは、デフォルトではURL自動検出のものが多く、プラグインにURLを渡す方法がまちまち!(おかげで探すのに手間取った)

3.さらにGoogleのデザインテンプレートを編集するときならではのローカルルールがあり、そのままソーシャルプラグインを設置させてくれない!(ひどい意地悪だ)

そんな艱難辛苦を乗り越えて、ソーシャルプラグインを設置してみましたよ。詳しくはスライドをご覧ください。


実際にこのブログにソーシャルプラグインを設置してみた

ってことで、下記には5つのボタンが設置してあります。

・ツイートボタン(ツイート数つき)
・Greeプラグイン
・はてブボタン(ブックマーク数つき)
・Facebookいいねボタン(顔アイコンつき)
・mixiチェックプラグイン(顔アイコンつき)

顔アイコンついてるあたりが、WP Social Bookmarking Lightよりはちょっとリッチです。顔アイコンないとかなりさみしいので、バシバシ「いいね!」してやってくださいお願いします!!そして顔アイコンのない「いいね」ボタンよりは顔アイコンあるボタンの方がより押されやすい、なんて傾向がでたら、面白いと思いますね。 このエントリーをはてなブックマークに追加

Facebookアプリ第一弾を作成してみました

@rkanbe です。

2009年の頭に調べたっきりずっとほったらかしていたFacebookアプリ、ついに取り組むことになりました!きっかけとしてはやはり「Facebookページ」に注目が集まっているところから来ています。逆に2年前はFacebookも注目されておらず、mixiなどが対応を開始したOpenSocialの方がいろいろと情報が増えてきたため、そちらに走った感じがあります。今になって、一周回ってFacebookアプリに注目しているところは、自分でも奇妙なめぐり合わせだなぁ、と思いながら、しばらく取り組んでみたいと思います。

Facebookアプリことはじめ

Facebookのアプリの作り方をおおまかにスライドにまとめましたので、参考にしてみてください。
Facebookアプリとタブアプリ

Facebookアプリ自体は、mixiアプリのようなOpenSocialアプリと似ているのですが、ひとつだけ違うところがあります。それは、Facebookページのタブとしてインストールできるということです。

通常のアプリのパスが、

http://apps.facebook.com/[アプリ名]

だった場合、

http://apps.facebook.com/[アプリ名]/tabs/

などとしてアプリを登録することができます。どうやらmixiアプリと同じく、手元である程度開発したら、公開ディレクトリに公開するパスというのもあるようですね。

Facebookならではの制約

HTML/CSS/JavaScriptをかなり自由に使えるOpenSocialアプリとことなり、残念ながらfacebookアプリはそれらを十分に使いこなすことができません。かわりにFBMLやFBJSといった言語を使うように推奨されているのですが、FBMLは今後非推奨となり、ややHTML/JavaScriptを使ったアプリ制作にシフトしていくようですが、今はまだそちらのノウハウがたまっていませんので、徐々に対応をすすめていく、という感じになるかもしれません。

Facebookならではの支援

アプリを自作すると、管理画面からいろいろ設定できる部分があるのですが(認証周りや課金周りなど)このあたりは既存のOpenSocialプラットフォームよりもかなり整備されている感じです。むしろ、Facebookの管理画面を参考にOpenSocialプラットフォームがどんな機能を追加するのかを検討している気さえします。そういう意味ではソーシャルプラットフォームとしてはFacebookが先頭を行くホットな存在であることが感じられます。

Facebookアプリで使えるjQuery?

ブラウザ上で動作するアプリケーションを作成するということは、JavaScriptやCSSを駆使するということになります。その際に役にたちそうなライブラリといえば真っ先にjQueryが思い浮かぶのですが、残念ながら上記理由により制限が加えられています。そこでその代替として、下記のエントリでFBML用のJQuery互換のライブラリー「FBjqRY」というものが紹介されています。


しかし利用する際に外部ファイルを読み込むことはできず、ソースコードにまるまる埋め込むことになります。あんまりスマートじゃないですね。その上、うまく動かすことができなかったので、どうしたものかという感じです。

実際に作ってみたアプリ「おみくじ」

アプリは自分のfacebookページのタブに公開することができます。

おみくじ - @rkanbeのオフィシャルサイト

ちなみに、タブの中身はiframeで読み込まれます。今回のタブの中身はこちらOpenSocialといっしょで、ここに埋め込む外部サーバがしょぼいと、アプリが落ちることになります。

DOMの取得がうまくいかず、「占う」ボタンを押してから結果が表示されるようにしたかったんですが、display:none の show()/hide() すらうまくいかない現状・・・自分でやってみた結果、結局サーバサイド部分しか動かせず悔しい限りです。

徐々に解決策を見出していきたいところですね。

今回はここまで。 このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年2月9日水曜日

2011年2月11日(金)夕方~のTogetterリアルイベントに出演します!

@rkanbeです。

実は今週末の金曜日、下記イベントに参加します!


前売り券は既に売り切れとのことですが、念のためお知らせまで。


ちなみにTogetterというのはツイートを集めてコンテンツを作るソーシャルメディアのログ編集&公開サービスで、メディアとして、メタソーシャルメディアとして独自のポジションを築いているサービスのことです。


なお、登壇は15分程度させていただく予定で、当日何しゃべるか考え中です。


以下内容候補

  • はじめてのTogetter
  • @rkanbeがTogetterをはじめたきっかけ・やめたきっかけ
  • TogetterのUI的ウラワザ集
  • Togetterのここがダメっていう細かすぎる指摘
  • Togetterをやっててされたダメ出しの一覧
  • @rkanbeだけど何か質問ある?
  • Togetterで一番パネェのは実は@yositosi
  • Togetterの海外版「ChirpStory」を盛り上げちゃうと、どんなことになる?
  • Togetterに正直未来はあるのか?
  • リアルタイム・キュレーションについて
イベント概要

日時

2月11日(・金)
Open 17:00 Start 18:00 End 20:30

チケット

前売券 2,000円 当日券 2,500円
チケットはこちらから
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2011年2月2日水曜日

企業のソーシャルメディア公式アカウントによる「著作物承認印」の仕組み、の提案

@rkanbe です。

sengoku38による中国漁船衝突事件の映像流出問以来、ウェブ上の動画の影響力がかなり実効的であることが実感されていますが、それと同時に「著作物の共有サイトへの投稿」という古くて新しい問題があります。そんな背景を踏まえながら下記のようなニュースを見るにつけ、ちょっとあたらしい著作物の公認の方法があるのではないか?と思ったためエントリをあげてみました。

宇多田ヒカルさんの公式動画がYouTubeから消える - ITmedia News

※公式サイドが公式動画を消してしまったという事件

あるき亭│ ニコニコ動画ゲーム実況者「違法配信?ふざけんな!原作者は公認にしろ!」

※違法動画を投稿しておいて権利者集団の一部に公認を求めた消費者が出たという事件

コンテンツプラットフォームによる、コンテンツホルダーに削除作業をさせるという傲慢な現状

さて、著作物を商用で流通させているのは、大概の場合その権利をもつ企業です。そしてそういった企業は今やTwitterやFacebookといったアカウントに公式なアカウントを設けている現状があります。これはこの数年にはじめて整った状況で、YouTubeやニコニコ動画の登場時にはまだ期待もできない状況でした。

そんな中起こったのが、上記にもリンクがある「宇多田ヒカル公式動画削除事件」です。昨年宇多田ヒカルさんがYouTubeでプロモーションを行った際本物と偽物の区別がつかず、検閲担当者公式動画も消してしまいました。


なぜこのような自体が起きているかというと、疑わしきは削除せずがポリシーのYouTubeなどの共有サイトは、自ら削除業務を負うことをせず、著作権者に違法コンテンツの削除ツールを公開しています。


このような「対策」が運営側の言い訳となり著作権侵害が親告罪であることからも、動画共有サイトはグレーゾーンでやりたい放題の現実。コンテンツホルダーはたまったものではありません。しかし広告掲載などでGoogleなどはしっかり実利を得ているのが現状です。


企業のソーシャルメディア公式アカウントによる「著作物承認印」の仕組み、の提案 


そんな状況では、コンテンツホルダーは疲弊し、動画共有サイトのために無償の労働を強いられます。たとえばYouTubeひとつであればともかく、複数の動画共有サイトで削除作業を行わなければならないとしたら、いったいそのコストは誰が負担すべきなのでしょうか?


であれば、不法掲載された著作物の削除を自動化するためのひとつの手段として「企業公式の
ソーシャルメディアアカウントがYouTubeの動画サイトなどにOAuthOpen IDログインして、公式承認マークを付けるとともに、ソーシャルメディアにもフィードを流して「公認」のエビデンスを明示する」というようにしてはどうでしょうか?(以下に概念図を示します)。


今や、TwitterのOAuthやFacebook ID、mixiのOpenIDなど、ソーシャルメディアを使って企業が法人格をもって運営されているアカウントにひも付てウェブサービスの利用権限を付与するのは極一般的な流れです。動画に対する公認作業を、それら動画サイトのアカウントとは別の、外部のサービスの認証手段を上手に組み合わせて実施してみてはどうか、ということです(以下に承認のフローを示します)


さらに具体的なフローは、下記の2枚目の図をごください。



上記の図の中にもありますが、ざっと考えただけでもこんなメリットがありそうです:


「著作物承認印」導入のメリット(あくまで想像上のもの)

・ソーシャルメディアのアカウントが公式なものかは、ウェブサイトや関連サイト(ツイナビ)などで担保することが可能。ブロックもソーシャルメディア側で容易

・承認のためのログインの機構を、コンテンツプラットフォーム側が実装することも容易

・ソーシャルメディアの担当者が、新規動画のプロモーションをと承認を同時に行えるので人的コストを節約可能

・捺印を行うことで公式に提供されている動画であると明示できるので利用者も安心して楽しめるほか


ソーシャルメディアのフィードとの連動で動画の告知や認知向上にもつながる


Google Content IDなどによる削除オペレーションも、承認印のついたものだけは除外する事ができ効率的に。


デメリットとしては、ソーシャルメディアにおける企業アカウントの偽装や、乗っ取りに弱いということでしょうか。ただし、このあたりはソーシャルメディアを利用する企業が増えていき、その利用のリテラシーが上がってくれば、自然と補われていくのではないかと感じています。


このしくみの実現度は?コンテンツの効率的な解放を願って


正直ジャストアイディアなので、実現度や細かい部分での信頼性などはまだまだ未知数です。しかし、権利者の当事者がオンラインにコンテンツと同様に共存することにより可能な、しかも効率的な承認作業というのは何らかの方法で必ず実現可能だと思います。


このブレストレベルのアイディアが、実際に動画共有サイトなどで検討され、サービスを選ばず安心して公式コンテンツを楽しめ、またコンテンツホルダーや原作者など本来の権利者に戻っていくべき収益が、ほんの少しだけでも回復すればよいのではないかと思います。違法動画を撲滅するという意味だけではなく、公式動画の効率的な運用を行うにはどうしていくべきか、という視点からも考えていくことが必要だと感じています。

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