2011年1月31日月曜日

Tumblrから連想した「情報量不変の法則」という概念で低価値な情報の氾濫を防ぎたい

@rkanbe です。

この3年Tumblrをじわじわと使っていて、ふと気づいたことがありましたので駄筆ながらエントリに上げてみます。簡単に書けば、ウェブやネットワーク上の情報との向き合い方を考え直すことで、ウェブから価値の低い情報を減らしませんか?という投げかけです。

情報の「新しさ」ってなんだろう?

私たちは毎日新しい情報に出会い、それに反応し、頭の中にとどめ、ときには記録に納めようとすらします。しかし、情報そのものに新しさや古さというものは本当に存在しているのでしょうか。もちろん「過去に起きた出来事」を古い情報と呼び、最近起きた出来事を新しい情報と呼ぶことは間違ってはいないでしょう。でも実は、「最近起きたこと」がそのまま「新しい情報」ではないのではないかと思うのです。

もちろん、人間の記憶は薄れてしまうので、それを再度目の前に持ち出せば「新しい」と思うかも知れませんし、その断片でも更新されていれば「新しい」ことになるのかもしれません。しかし、それは情報そのものの新しさではなく、「切り取り方の新しさ」に過ぎないのではないかと思います。

そこで、かなり大胆ですが下記のような考え方で、いままでの情報蓄積モデルは間違っており、情報量は不変なのでは?という若干意味不明な理論を展開してみます。

情報量は実はむかしから不変だったのではないかという疑い

ここで、いったん今回主張する考え方を説明するための図を示してみます。

「情報の雲」と表現した部分は、ありとあらゆる情報の本体であり、人類は記録メディアを持ち始めてからそれらを石版、紙、活版印刷などに延々と記録し続けてきました。しかし、今はそれらがネットワークを通じて共有可能になり、誰もが発信できる上、営利企業に支えられているとはいえ短時間で大量の情報を検索することや、その切り取りや最構築(まとめ)も誰でも簡単にできるようになってきました。このような時代においては、これまでの情報の概念からシフトして、ちょっと違う情報に対する概念を持ってみてもよいのではないでしょうか?

このような考え方をなぜTumblrから連想したかというと、いくつか理由があります。まずTubmlrにはタイムラインはありますが、日時やリブログ数などがあまり重要な指標として利用者の目の前にあらわれてはいません。重要なのは、今目の前にどんな情報があるか、というだけに過ぎないからです。ほかにも「ポータル」としてのトップページはなく、自分はフォローした相手が切り取ったものしか、そこに存在しないということです。世界に対していったん目隠しをされて、そこに針の穴を一つずつ通していくような情報の見え方を、Tumblrは体感させてくれます。目隠しているため、相手がいったいどのような大きさでどのような量あるかはわからず、それはまるで雲のようにぼやけて感じますが、穴の数はどうやら有限で数えられるように思えるのです。

さて、図の中の文字部分を書き出しますと、下記のような感じです。

これまでの情報の考え方(情報はどんどん増加する)

・情報はどんどん生まれ、新しいものほど大きく見える
・押し寄せる情報を選び取るためにキュレーションが必要
・古い情報はアーカイブとして蓄積することができる

Tumblrから連想した情報の世界観(情報の量は普遍的)

・情報はあらかじめ一定で、我々はその断片を随時見ているに過ぎない
・情報に新しいとか古いとかはなく、ただその切り取り方の違いがあるだけ

…この考え方によると、新しいことに価値があるのではなく、
その切り取り方に価値があるのではないかという話になります。

ここを錯覚させることで、昔からある情報をあたかも新しい情報のように見せかけて人々に摂取させようというケースも、ときおり見かけるような気がします。たとえばブログやメルマガ、はてなブックマークの注目記事や、2ちゃんねるのまとめ記事など、新しいように見えて「どこかで見たことがあるなあ」というものが多くありませんか?

古くて価値のない情報に惑わされないためには

新しい考え方では、切り取り方が同じであれば、日付が新しいだけの情報を提示するのは一種の情報価値の偽装でしかないのではと考えます。では、そういった情報に振り回されないためにはどうしたらいいでしょうか。

1.時系列のアルゴリズムで情報が掲載されるポータルを使わない

はてなブックマークTogetterのように、時系列のアルゴリズム(新しいものほど上位にランキングされる)ポータルを使うのはできるだけ避けるべきかもしれません。かといって代替はないのですが、それであればまだ時系列+フレンドフィルタリングされているはてブの「お気に入り」ページの方が、もうすこしマシかもしれません(※ちなみに、はてなブックマークで自分のお気に入りページにアクセスするためのURLは次のようなフォーマットになります http://b.hatena.ne.jp/(自分のID)/favorite)

今後これらのサービス自身がが時系列のアルゴリズムを改めるかどうかはわかりませんが、当面はこれらのポータルがPVを集めやすい現状の形態を変更するとは、とても思えません。広告モデルでやっていればそれは大きな収益構造のリスクを伴うこともあるからです。また、冒頭で書いたようにTumblrにもタイムラインはあるので、必ずしも情報の入口として最適なサービスかどうかは、まだわかりません。

2.CGMコンテンツをまとめる「キュレーター」に報酬のあるまとめサービスを避ける

アフィリエイトでシノギをしているまとめブログや、楽天レシピNAVERまとめのように、まとめる側にある程度満足できるインセンティブが発生することを公言しているサイトは、長期的に見て利用者に不利益をもたらす可能性があります。理由としては長くなったのでおもに4.の項目に移動しましたが、簡単にいえば「PV至上主義」にその問題の一端があります。

多くの場合、PVやUUがインセンティブに変換される仕組みになっているため、PVを集めるための過激な表現、他サイトとのパクリ疑惑などは日常茶飯事です。さらには、アクセス数のために事実と異なる情報を意図的に乗せて逮捕された例もあります

「クビになっても食べられる」 アフィ目的に1000のブログ運営、江別の不動産屋を中傷した小学校講師 (1/3) - ITmedia News

3.自分の中に「情報の重複をチェックするためのアーカイブ」を作る

自分のブログやGoogleサイトでもよいし、例えばEvernoteのような自分の記憶をバックアップ(支援)してくれるツールを持ち、重複した情報はプライオリティを下げられるように対比のリストを作っておく。同じ情報を価値があると認めてしまうのは、自分の蓄積したアーカイブを十分に活用できていないという問題を露見させている。

逆にEvernoteで自分がメモしたものと、自分が既に持っているものをマッチングできるウェブブラウザ拡張機能とかあれば、かなり私たちを手助けしてくれるかもしれません。大事なのは、情報ではなく情報の視点をアクチブな状態で保持しておく方法です。

4.情報量よりも情報の取り出し方を重要と考え、役に立たない情報の量産を防ごう

もし、情報量が不変という立場に立てば、目の前に現れた情報は既に自分も知っている情報の切り口を変えただけのものと考えることができるようになるかもしれません。そうすることで、情報の対象に対する過度な評価を避けることができるはずです。しかし実際には過度に評価された分をウェブメディアを使ってマネタイズに成功している企業があります。デマンドメディアと呼ばれるeHowと呼ばれるサイトも、情報の質は落として数を用意しています。もしかしたら同じ情報をなんども新しく掲載するスキームも持っているかも知れません。

残念ながら、既に情報の質が落ちまくっているジャンルがあります。それはウェブにおける健康と医療に関する情報です。現在ウェブで健康や医療に関する情報を調べようとすると、どんな病気でも一定の割合で健康食品や実際に効果のあるかわからない療法が掲載されたページ飛ばされます。本当に健康状態を改善したりや医学的な治療を受けたければ、お医者さん(あるいは病院)単位で探して実際に施設や病院に赴くほうがよほど正しい情報にたどり着きやすいでしょう。

安易なデマンドメディアによる低価値情報の氾濫の危機

そして今は、それ以外のあらゆるジャンルで無駄な情報を生産させ、消費させ、トータルで得られたトラフィックをマネタイズしようというサービスが多くあります。その結果、それらのサービスが検索エンジンの上位のドミナントとなったとき、我々が手にするのは、大量の、どこかで見たことのある、少し昔の情報ばかりになってしまいます。昔はあっさり辿りつけたプログラミングの情報源よりも前に「初心者が今から○○プログラミングをするために必要な50のTips」みたいな情報に遮られる未来が来たらどう思いますか?

今ぱっと見そういった情報に飛びつくことは、なにか参考になるかもしれないという期待ももてるかもしれませんが、なんどもなんども同じ情報に飛びつくことは、やはり長期的にウェブをより不便なものにしていくと思うのです。それを防ぐためにはやはり、情報そのもののアーカイブではなく、情報を切り取るやり方が大事だと考えます。

まとめ

かんたんに、この記事で訴えていることをまとめてみます。

・アーカイブに価値を見出さず、切り口を重要と考えよう

・「後で見る」ための空メモや空ブクマはやめて、情報を取り込むときに判断できるようもう少し努力

・新しく見える記事でも過去に同じ内容がなかったかどうかをチェックする視点を持とう

・既に取り込んでしまった情報は、手段が用意されていればできるだけ整理しよう

さらにつけくわえるとすると、自分から情報を発信するときも、新しく「情報を生む」のではなく、情報の雲から「情報を切り出す」気持ちでアウトプットしてみるのもいいかもしれませんね。

情報が無限に生まれてくるだと考えてしまうと、できるだけ自分の手元にストックしてとっておきたいと考えてしまうかもしれません。しかし、情報は有限でその総量は一定であると考えれば、それを必要なときに必要な切り口で取り出せばいいと考えられるようになるはずです。

そうすることで、たいして違いがないのに新しいだけの情報を重宝したり、また価値の低い情報で人を集めようとしたりする状況を少しは減らせるのかもしれません。

(追記)

今回話のとっかかりにしたTumblrですが、かなりPVが伸びているそうです。

創設者インタビュー:Tumblrは毎週2億5000万ずつページビューを拡大中

Twitter、Facebookというわかりにくいものがヒットしつつあるのなら、Tumblrも案外いけるでしょうか?2011年の後半、Tumblrが伸びてきたら、またウェブというメディアのかたちが、少し変わるのかも知れませんね。

あわせて読みたい:

ちょっとしたサイトならもうTumblrでいいんじゃない?と思える10個の理由 - IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ

コピペブログ(アルファルファモザイクとか)が明らかにtumblrの反響を監視しながら掲載するようになってて笑える

最もコンパクトな情報整理術 ―情報収集「依存」にならないために : earth in us.

今年は、Tumblrが日本で流行る!普通のブログとしての有効利用方法#tumblr | A!@attrip

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2011年1月30日日曜日

iPhone版「ゴースト・トリック」の体験イベントで巧舟さんに聞いた3つのこと

@rkanbe です。

@yteppeiさんがTLに流したのを見て、はじめてブロガーイベントに参加してきました。参加したのは下記のイベント。AMN(アジャイル・メディア・ネットワーク)が仲介するブロガーイベントだったようです。


有栖川有栖と『ゴーストトリック』制作者が語る、小説とゲームの境界線 | iPhone | iPad*iPhone Fan


イベントはこのような感じで開催、制作者の竹下博信氏と巧舟氏に加え、小説家・有栖川有栖氏が参加した豪華イベントでした。

ゴースト・トリックは、iPhone向けに1章・2章が無料でダウンロードできるようになっています。


ただし、iOS4以後である必要があったので、まだiOS3であったiPod Touchをバージョンアップして会場に臨みましたが、体験自体は用意された端末があったので準備は不要でした。

詳細は上記の記事に任せるとして、会場ではあまり出なかった質問を、竹下氏と巧舟氏に3つの質問をぶつけてきました

iPhone版「ゴースト・トリック」の体験イベントで巧舟さんに聞いた3つのこと

さっそく、何を書いたか挙げてみましょう。

1.Android版は出ないの?

これも会場で質問が出なかったようですが、どうやら未定のようでした。「新作は出ないのですか?」という質問は会場から上がっていたのですが、むしろAndroid版の方が早いのかなぁ、と。でも、これはどうやら未定のようでした。

2.裏技はないの?

逆転裁判シリーズも含め、分岐や隠し要素がほとんど無いようなのでその理由を聞きたかったのですが、あまり理由はきけなかったようです。これはお伝えしただけになってしまいましたね。

3.エディタはできないの?

最近スマートフォン Angry Birds というゲームが大流行で自分もはまったのですが、遊んでいてちょっとゴースト・トリックを思い出したました。スピンアウトして似た様な物理計算アクションゲームを作ってみて欲しいと思ったのですが、ゴースト・トリックの場合はどうやら「燃える」とか「感電する」みたいな科学的反応、電気的反応も入っているので、また別の工夫をする必要がありそうでした。

聞いた割に、あまり答えはいただけなかったので、あまり良い質問ではなかったかもしれません。ただ、イベント最中はUstreamが中継されており、2カメ状態で質問すると客席もばっちりズームアップで移されてしまうため、はじめて参加したブロガーイベントでいきなり千人単位のネット越しの視聴者の前で質問するのはハードルが高かったです。

その他関連の写真など


イベント後のフォトセッションでお3人様をパチリ。


イベントではiPad版の高精細版のリリースも発表に。
この大きさで見ると、イラスト集みたいですよね。
ちょっとiPadを買いたくなりました。


iPhone3G(S)、iPhone4用のステッカーをどちらかひとつもらうことができました。
私は黒のほうをもらってきましたが、欲しい方にはさしあげあすので
@rkanbe までツイッターでご連絡ください。

このイベントに参加する際には、「ファン」でつながるファンサイト[Fans:Fans(ファンズファンズ)]  というサイトに強制的に参加する必要があったのですが、ここを通じていろいろなイベントの通知が来ているようです。また興味があうものあれば、参加してみたいと思います。

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2011年1月28日金曜日

企業がソーシャルメディアを活用するための3レベル

@rkanbeです。

ものすごくざっくりと、企業がソーシャルメディアを活用するための3つのレベルについて説明したいと思います。

レベル1.ソーシャルメディアで反響を調査し始める

Twitterやブログなどで、自社の製品のマーケティング調査を行い、ポジ・ネガ評価を行います。ソーシャルメディアに限らず、ウェブ検索でのエゴサーチは行われていたことと思いますが、リアルタイム性や検索のしやすさなどから、ブログやミニブログを対象にそれらを実施するのは、妥当な路線でしょう。

レベル2.ソーシャルメディアで情報発信を開始

企業サイトにブログを開設したり、Twitterアカウント取得、Facebookのファンページを開設するなどして、企業自らがソーシャルメディアを使った情報発信を行います。ホームページや広告に加わるあたらしい消費者とのコミュニケーション手段としての有用性は、現在多くの人が目にしているとおりです。

レベル3.企業サイトとソーシャルメディアに相関性を持たせる

企業ホームページやブログと、TwitterやFacebook、mixiといったサイトはそれぞれ別個に運営されていたんものですが、ソーシャルプラグインやOpen Graph Protcol、コネクト技術の活用により企業のオウンドメディアとソーシャルメディアの間に高速道路をしいてやる事が可能になrます(なおかつ、相互に移動した場合の計測や効果測定も可能になります)。

これらは広告のように情報掲載料やクリックによる通行料をとられず、なおかつ友人にも同時に拡散されるため、費用対効果が大変高いのも注目される点です。

さあ、あなたの身近な企業のソーシャルメディア活用レベルはいくつになるでしょうか。参考にしてみてくださいね。

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Facebookメールの招待が届いたので、アクティベーションから送信までを追ってみました

@rkanbeです。

Facebookのメッセージ機能が使えるようになった!というツイートが相次いていたので、ログインしてみると、たしかに使えるようになっていたみたいなので、その有効化から他人へのメッセージ送信の流れまでを追いかけてみたいと思います。


まず、ログインしてみて、下記のようなアップグレードメッセージが出ているかどうか確認しましょう。もしまだなら、こちらからリクエストしましょう。

Facebookメールアドレスのアクティベーション



「 変更内容を見る」ボタンを押すと、下記のようなアップグレード画面に遷移します。

「今すぐアップグレード」ボタンを押すと、Facebookメールアドレスの確認プロセスがはじまります。
またFacebookユーザネームを取得していない場合は、こちらを参考に取得してください


ここで「メールの利用開始」ボタンを押せば、いよいよ登録完了です。


登録完了していることを確認しましょう。利用開始と同時に、これまでのチャット・メッセージでもし未読だったものがあれば、新たに再カウントされて左上に通知されます。

追加設定:テキスト(SMS)の設定


日本国外でFacebookを使っている場合は、携帯向けショートメール(SMS)との連動ができません。韓国、ベトナムなどでは利用出来るようですが、日本ではキャリアそのものがSMSを提供していなかったり、未調整な部分があるようです。iPhoneでは、いずれ連動できるようになるでしょうか?関連記事として、下記をあげておきます。

TAROSITE.NET | Facebook Messagesがやってきたが、SMSなしでは…

新規メッセージを送る


ではさっそく「新しいメッセージ」ボタンを押して新規メールを作成してみましょう。

左下のアイコンから、添付ファイルや画像・動画の添付もできるようです。

右下のボタンは、SMSにもCcする機能で、相手にリーチする確立が上がるでしょう。

GMailするのと同時に携帯メールにもチェックボックスひとつでCc:できたら便利ですよね?この仕組がFacebookメッセージ上で実現されているのです。ただ道具として便利なものをひたすら提供しているという感じがしますね。もっとも、上記のとおり日本では使えないわけですが。

下記が、相手にメールが到着したときの画面です(GMail)



実際にFacebook上にログインすると、下記のようにシンプルに表示されます。


注意点

Facebookメールを利用するうえで、注意したい点が2つあります。

1.自分が誰かのFacebookメールアドレスにメールを送った場合、もし送信元のメールアドレスとFacebookアカウントがひもづけされていると、相手に送ったがわの Facebook アカウントがバレます(アカウントとひもづいていないメールアドレスから到着した場合は、相手のメールアドレスが直で表示されます)

2.逆に Facebook アカウントを持っている人からメッセージを貰ったときに、Facebookを使わずに返信をしようとしても、相手のメールアドレスを知ることができないので、結局 Facebook から「PCのメールアドレス教えてもらえますか?」などと返すハメになります。

前者はプライバシーに、後者は利便性に関わる問題なので、それぞれ気をつけましょう。

今後への期待

このメッセージ機能は、Facebook上にソーシャルグラフが集まっていれば集まっているほど、この機能は使いやすくなるでしょう。GMailのように、名刺に記載しても便利かもしれませんね。GMailとちがい、その人のプロフィール情報もチェックできますから、アクティブに人脈を広げたい人は Facebookアドレスのほうが有利かもしれません。

それにしても、これは他の新機能と違い、オプトインで付加されてもユーザに迷惑がかからない機能な気がします。mixiやグリーも、同様にメールアドレスによるメッセージングサービスを開始したりするのでしょうか?今後の展開が楽しみです。

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2011年1月27日木曜日

自分のFacebookファンページを作成しながら、メタ・ソーシャルメディアについて考える

@rkanbe です。

ちょっと長めになりますが、ソーシャルメディアと自分とのかかわりあいについて
考察してみたブログエントリをあげてみました。

Facebookで自らのファンページを作成する

こんな記事が出ていたので、おそるおそる自分のファンページを作ってみました。

はてなユーザーのファンページをまとめてみた! - IT戦記

手順に関しては自分でまとめたこちらを参考にしました。

00.ファンページ作成方法 - Facebookガイド&ストーリー

出だしでいきなり悩むんですが、「ローカルビジネス」「ブランド」「有名人」と選ぶところでは「著者」を選ぶことにしました。普通は「ブランド」とかでいいのかもしれません。それで作成したのがこちらです。

■神部竜二
https://www.facebook.com/pages/shen-bu-long-er/196772267005056?v=wall

SEO的にはかなり効果がありそうな、名前しかないタイトルですね。名前のフリガナにあたる shen-bu-long-er の部分は、大学院の研究室で中国製の留学生に教えてもらった中国語読みの通りで、よみがなエンジン凄いって思いました。

メタ・ソーシャルメディアを考える

さて、Facebookでファンページを作るということは、自分という個人をウェブ上で表現するためのひとつの手段に過ぎません。Twiytterでアカウントを作ることや、ブログを始めることと大きくはかわりません

さらにFacebookの場合、アカウントを作成してからメタな「ファンページを作る」という二段階に分かれているのですが、これは通常無名の個人がファンページを作ることはあまり想定していない設計(やってもいいけど、効果は未知数)だということが感じとれます。

わたしたちはたくさんのソーシャルメディアにアカウント持ち、それらの半分くらいはウェブ上からも検索可能になるわけで、ソーシャルメディアにアカウントを作ったりファンページを作ることは、まちがいなくブランディングの一種になります。

そうなると、何かひとつのサービスを使って最新の自分を表現する、ということではなく、いろいろなソーシャルメディアを、それぞれの持つソーシャルメディアにアクセスするチャネルと考えて情報発信をしていくことになります。もちろんこれは私のアイディアで、人によっては過去のメディアには一切ログインしなくなることもあるでしょう。

フィードによって連結されるソーシャルメディア

さて、こちらの記事の冒頭に、Evernoteを活用する上での面白い情報整理のフローが掲載されています。

Evernoteを挫折した人、僕ともう1度本気になって挑戦してみませんか?[環境作り編] * 男子ハック

こちらの記事では、iPhone(スマートフォン)を起点としてさまざまなフィードマネジメントメディアを開始、最終的に情報をEvernoteに蓄積するというフローです。Evernote自体は検索可能ではありませんが、最終到達地点を検索エンジンによる(他人の手による)エゴサーチだと考えれば、このフローはそんまま自分のソーシャルアイデンティティが第三者によって発見されると見ることもできます。

このようなフローを整理しておくと、たとえば自分が積極的にログインすることがなくなったソーシャルメディアに対しても、最新のソーシャルメディアとのフィードを共有することで、別のチャネルにも自分のアクティビティを流すことができます。ただし、その整合性を無視すると逆効果で、以前 mixi ボイスに Twitter のフィードを流した際は「量が多すぎる」とマイミクから指摘されてしまうというケースもありました。

どのような設計でソーシャルメディアをメタに連結するか

私が考える「ソーシャルメディアを利用するうえで大切なこと」は、自分のアイデンティティがどのようにウェブ上に伝搬していくか、ということです。そのためには、どのソーシャルメディアを使うかにこだわらず、最終到達地点を意識しながらの情報発信が必要になります。私の場合は、下記のように使い分けています。


(こっそり Tumblrのフローを追記)

まず、情報の起点はブログやサイトになります。いったんはてブをかまして Twitter につぶやき、それがFacebookにも伝搬している状態です。なぜ Twitter ベースではなくはてブを先にしているかというと、はてブのTwitter連動でつぶやくと、Twitter側から何クリックされたかという計測をブックマーク一覧ページで確認できるようになるからなんですよね。逆にTwitterでつぶやかれたものがブックマークに反映される形だと、このカウント数は表示されません。波及効果を知るためには、結構重要な数字だとは思うんですけど。

写真の共有には2通りあって、自分の場合は身近な人や親しい人はほぼ旧来の多機能電話機とmixiくらいしかアカウントを持っていないので、プライベートなものは上の方のラインで共有します。こちらは情報としては排他的で、検索エンジンにはひっかからないしくみです。

一方イベントや仕事関係はほぼすめてアカウントを持っている事が多いので、はてブやTwitterに流していくことで「読んでもらえるもの」として発信しています。こちらはオープンですので、どんどんサーチエンジンにひっかかります。Togetterによってまとめられることもあるでしょう。そうやって自分自身のアイデンティティやパーソナリティが拡散していくことであくまで仕事上では「役に立つ」ということはあるかもしれません。

Facebookは情報伝播フローの中のどこに入れるべき?

そして Facebook に立ち返ると、やはり現状では仕事のラインに入ります。facebookの映画でもいわれているとおり、faceookの発端は「閉鎖的」「特権的」であるところからはじまりました。その後の方針変更もあって今はSNSとして見るにはずいぶん外部にオープンなものになっています。しかし本来は排他性のある上段のプライベートなラインに入れるべきなのかもしれませんが、実際問題 Facebook には親しい人のアカウントというのをほとんど見つけることはできません(これはまったく私自身のソーシャルグラフの現状です)。

彼らの多くはレイトマジョリティなので、「Facebookのアカウントを作りなよ」などと進めても、そこに必然性がない限りはけっしてアカウントを作ってくれることはありません。そういうわけで、どうしても現状では評価としての試用にならざるをえず、ソーシャルグラフにも仕事関係の人が多く並び、Facebook本来の使われ方が体験しづらいものになっています。

これまた映画の中では「知り合いの交際状況などのステータスが分かれば面白い」とありましたが、これは裏返すと「仕事相手の交際状況がわかっても何も面白くない」ということの裏返しでもあるのです。もし現状のmixiに「交際・結婚ステータス」が導入されたら結構なインパクトになるでしょう(あくまで自分にとって、ですが)

メタ・ソーシャルメディアの設計方法と、自分の立ち位置

それでは、一般的にはさまざまなソーシャルメディアと自分のかかわりをどのように設計し、どこに立ち位置を持てばいいでしょうか。奇しくも、それを考える上で参考になる次のような記事がTechCrunchに出ています。

Facebook CTO曰く:モバイル機器は本質的にソーシャルである

ここに書かれてるように、スマートフォンのようなモバイル機器は「時・場所・機会」をたがえず、自分とすべてを共に過ごす情報分野における伴侶のような存在になっていく可能性が高いものです。つまり、自分の意志をスマートフォンという媒体を使うことで、ソーシャルメディアを通じて自分の意志の分身を多数の人に伝えることができます。伝えるだけではなく、実際にそれを通じて「行動を起こす」こともできるでしょう。アメリカ合衆国大統領のように、ブラックベリーから軍事行動を起こしたり核ミサイルのボタンを推すようなことはできませんが、例えば何かの活動に寄附行為をしたり、困っている誰かの質問や問いかけに答えてあげることができるかもしれません。

そういった活動をソーシャルメディアのフローと結びつけることにより、アイデンティの効率な伝搬や気づきの連鎖が起こるので、それがないときよりも自分の頭の中身や行動の履歴を他のひとと共有
できる機会が増えるでしょう。そうすれば自分のことを助けてくれたり理解してくれる人も増えるでしょうし、その履歴が世界をちょっとだけ変えるかもしれません。

もちろんいわれなき/いわれある批判を受けることもあるでしょうが、それへの対応の仕方はこのフローの設計とはまた別に考えたほうがいいでしょう。この10年で利用出来るようになったらスマートデバイスとソーシャルメディアの組み合わせを組み合わせることで、ちょっとだけ生き方や暮らし方が変わるかもしれない、と期待してみてはどうでしょうか。

冒頭で作った Facebook のファンページも、いまはまだフローのどこに入れたらいいかわかりませんが、そういった変化をすこし、たすけてくれるものになるかもしれません、

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2011年1月25日火曜日

ミクシィとサイバーエージェントの合弁会社「グレンジ」は大ヒットソーシャルアプリベンダーを目指す?



@rkanbe です。

サイバーエージェントとミクシィが合弁会社を作って、mixiプラットフォーム向けに様々なソーシャルアプリ事業を展開していくもようです。

サイバーエージェントとミクシィが合弁会社を設立mixiアプリプラットフォーム向けソーシャルアプリ事業会社 株式会社グレンジの設立について « 株式会社ミクシィ

ものすごい素人分析ですが、今回こういったものを作った理由としては下記のようなものが考えられるのではないでしょうか。

ミクシィ側のメリット

いろいろな会社の方針上、DeNAやモバゲーのように自社アプリによる利ざやを稼ぎにくいミクシィが、合弁会社を作ることにより自社プラットフォームの開発資源とは切り離したかたちで抱負なソーシャルプラットアプリをリリースできるほか、回収された広告費や課金によりう売上は合弁会社を通じてグループ会社全体の資産となる可能性がある。

もし、サイバーエージェントのTVCM枠を使ってアプリCMを投下することがあれば、ミクシィ及びアプリ双方の巨大な露出になり、PVやUVの増大が期待できる。

また、副次的なものとしてはミクシィ社内の社員の士気向上や、貢献のあった役員への新たなチャンスの提供という意味も兼ねているのかもしれません。ついでにお題目通り「業界におけるソーシャル化の理解促進を図る」ことができれば、その分野におけるミクシィのプレゼンスも向上させることができる。

サイバーエージェント側のメリット

既存のサイバーエージェントのコンテンツを、ユーザの重複度によるがソーシャルアプリとして再度ミクシィに投下でき、また自社のデジタルコンテンツ販売に繋げられる可能性がある。

他のサードパーティアプリよりも厚遇される可能性が高いことは明らかで、ミクシィ側のプロモーション協力を得ながらアプリを開発&リリース&運用できれば、他のアプリよりも利益を上げやすくなる可能性が高くなる。なんらかの形でサーバ資源などリソースの共有化が出来れば、固定費の削減にもつながる

売上目標

2011年9月期には売上高5億円を目指す、ということなので、10本前後ヒットアプリを出せれば順当に達成できるかもしれません。およそ後半年ですが、3本ずつ3ヶ月ごと、という計画でしょうかね。

関連記事

サイバーエージェントとミクシィ、mixiアプリ開発会社設立 - ITmedia News

ミクシィとサイバーエージェント、mixアプリ開発の合弁会社 -INTERNET Watch このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年1月24日月曜日

【ネタバレ】Facebook映画「ソーシャル・ネットワーク」で印象に残ったセリフ3選

@rkanbeです。

ということで、ようやく映画「ソーシャル・ネットワーク」を観てきたので、そのなかで印象に残ったセリフをいくつか挙げてみたいと思います。ただし、かなーりのうろ覚えです。

『自分がFacebookを作ったというなら、今すぐ自分で書いてみろ!』

アイディアを盗まれたと訴訟してきたマッチョな兄弟に、マーク・ザッカーバーグが言い放った言葉。これって投資家全否定な言葉のような気もしますが、そういうわけではないですよね。彼自身、サーバ費用を用意してくれた時期のショーン・パーカーには感謝する言葉も述べていますし。

『Facebookは落ちちゃいけないサービスなんだ!』

口座凍結でFacebookのインフラへの支払いが停止しそうになり、マーク・ザッカーバーグが友人のエドァルドに対して映画中に言い放った言葉。『ひとりでも離れればそこから友達が芋づる式に離れていく、そうなったらもうおしまいだ』みたいな言葉が続きました。これは演出であり誇張であるかもしれませんが、あれだけ成長過程にあったサービスがクラッシュしなかった訳は無いように思うのですが、映画に登場するには地味なのに重要なセリフかな、と思いました。

『Facebookは完成しない、ファッションと同じだ』

共同事業者からの「いつ完成するのか?」という問いかけに対して、サービス停止警告が届いていることをはぐらかしながらマーク・ザッカーバーグが発した言葉。ここがフィクションなのか、どこかのインタビューからの引用なのかは知りたいところだ(映画製作にあたってはマーク・ザッカーバーグ本人に取材はしていないと述べられているが)。別にウェブのサービスは完成させたっていいのだ。その後朽ちてゆくだけなので。いつまでも延命措置が可能な創作物、それがウェブ上のサービスなのかもしれません。それでも寿命が尽きることはあるけれども。

番外編:『インターネットに書かれた言葉は消えない』

いまさらFacebook映画でこの言葉?と思うのですが、まだFacebookを立ち上げる前のブログ(HTML手打ちなのでBBSかと思った)に元カノの悪口を書いたことにはじまり、成功して学内で最も注目された人物になったあとでもその素行を打ち消すことはできませんでした。さらに訴訟の小ネタにまで・・・インターネットを通じたものに限らず、言い放った言葉への責任が年々重くなっているという事実、そもそもウェブをテーマにした映画コンテンツがあまりないので、スクリーンにこんな単語が登場したのはなんだか意外でした。見てる側にもあんまり刺さらない言葉なのに、映画のなかでは影に日向に登場するセンテンスでした。

ソーシャル・ネットワーク、それは言い換えれば「友達関係」という意味なのだとしたら、やっぱりそれは大事なのかもしれません。

【その他の細かいツッコミ】

今回は「映画にしか登場しないコンピュータ」みたいなのは登場しませんでしたが、100万人カウントダウンのディスプレイ演出はちょっとサムいかなと思いましたw 普通にコンソール使わなかったのかしら。あと、「深夜4時にに2万2000アクセス」ってなにそれ凄いの?と思ってしまうあたり、ネットワークのPVとかってすごくインフレしてるのかなぁ、と思いました。YouTubeやニコニコ動画で10万、100万再生動画とか、普通にあるものなぁ。

他の方の感想は、こちらにまとめてあります。ご参考まで
映画「ソーシャル・ネットワーク」 - Facebookガイド&ストーリー このエントリーをはてなブックマークに追加

(※日記注意)マーク・ザッカーバーグへの手紙

@rkanbe です。

昨日ようやく「ソーシャル・ネットワーク」を見た。その影響かやたら濃い夢を見たので、映画の感想などはまた別エントリに譲り、その内容を書いておきたい。

冬の寒い舞台が多く展開した映画のように、昨日は寒い冬の夜で帰り道では雨も降っていた。新宿で見る予定が入館できず、上映一時間前の渋谷シネパレスに行ったが満席で、上映二時間前の六本木東宝シネマズに行ってようやく座席予約ができた。スカイプラネタリウムや森美術館をめぐり、映画館に入れたのは19:00。とんでもなく早口の英語に頭のなかはかき乱されており、あちこち映画館を探しまわったので帰り道では少し頭痛もしていた。

帰宅して数年ぶりに購入したノートPCのダンボール箱を開き、セットアップをしていると程なく眠くなったので、明日も早いのでさっさと床につくことにしたのだが、ここからは妙にリアルな夢を見ることになった。

映画を観る前に立ち寄った森美術館では、「幽体の知覚」という展示をやっていたのだが、これは意識や存在の残滓が物体や形状にいかに残るか、ということを様々な展示や立体物で示したものだ。

それをなぞるように、夢の冒頭では、そんな視点を具現化するためにまずウェブや意識の中に存在する意識や感情を、粉状のペンキをかけて現実世界で形状化するという作業が行われていた(人間の頭にソフトクリームのようにぶちまけて、楽しい感情だと白く、怒りの感情だと紅くなる、といった物質が使われていた)。

夢が進むにつれ、そのうち人間の方が意識の中に入り込んでいくようになっていった。暗闇の中で少しずつ自分の活動できるワークスペースを自分の部屋をセットアップするるような感覚で広げ、 さらに組織的に意識の中での新しい活動範囲の広げ方を研究する「GHOST HOUSE」があったり、道沿いの海が見えるバス停にはめくるたびに自分の意識が図柄に反映されるカレンダーのようなオブジェクトもあった。

自分も何度か夢のなかで活動できる場所へ到達しようとしたり、到達した場所をフォーマットして使えるようにしていたが、ほとんど真っ暗闇のベッドしかないようなスペースだった。そのうち夢のなかには友人と一緒に入れるようになったり、バイクのような乗り物が走りまわったり 、自分でも友人といっしょにドライブすることができるようになった。なにしろ夢のなかなので、相手が運転している映像を自宅で自分の視覚に反映させることも自由自在だったーーー。

現実にたちかえると、ここまで展開だけでも、現実とネットの相互関係を想起させるような展開で、まるで映画「マトリクス」のようなものだと考えればありがちなプロットだったりする。しかし少し異なるのは、この夢ではリアルとバーチャルという二元関係ではなく「現実・ネット・夢(脳内の現実)」という3つの世界での相関関係が成立していたということだった。

その証拠に、夢の終わりではとても奇妙な現象が起きていた。夢のなかで自分のワークスペースにたどりつくには、結構な集中力と野生の勘みたいなものが必要なのだけど、最後の場面ではこれまでよりも明るい和室で、奥にはいつも寝ているベッドがあり、そこに到達する前の部屋の畳の上には直前にFacebookのアプリで獲得したデジタルギフトが転がっていた(お寺や五重の塔のような和風の物)。もしネットと脳内の感覚が完全に相互に接続可能になれば、そういったことも可能になるということを示唆しているように思えた。

ここでやっとマーク・ザッカーバーグの出番がやってきた。FacebookのIPOが済んだ彼がどこかの会議室で次のプロジェクトに取り組んでいる光景が目の前にひろがり、配布されている資料の表紙には「How to Realize Dream」などと書かれていた。ここまでの話の流れでは、当然それが何を意味するのかわかった。よくある自己啓発本にあるような「いかにして社会的に成功し、お金を稼ぐか」という書籍の企画書などではなく、コンピューター、クラウドに続く「第三のコンピュータ」は人間の脳なのでありその未開拓の空間を以下にしてコンピューターネットワーク、ひいては現実世界から利用可能にするかというプロジェクトに、彼は投資しようとしていたのだ。暖房の空調が強まり、外部からの刺激がまして、自分はそこで夢から目覚めた。

もし人間の脳に、人間が自分の権限でログオンし、その脳内世界の演算機能をワークスペースとして自由に使えたり、取り出したり、また外部のコンピュターネットワークから脳内に自由にアクセスできれば、人間は肉体活動と分離した知的活動を実施することができるようになる。現実に体験していないという意味ではたしかに「仮想」の活動なのだが、人間活動がそこに自由に持ち込まれるようになったのであれば、もはやそこは現実である。

現在そのような現実をもたらすために必要なのは、単に技術力の欠如である。コンピューターのアーキテクチャと人間の脳内のアーキテクチャにはあまりにも互換性がなく、非破壊的なインターフェースの相互接続性も低い。しかし、Facebookが人間関係を最高のコンテンツとして認めたように、動物としてではなく知性としての人間に最も重要なのは脳や意識に対する相互アクセスであるのではないかと考える。

もし、成功して材をなしたならビル・ゲイツのように社会に多大な寄付をおこなって社会貢献活動を行うのもよいだろうが、未だアクセス不可能な、データ・ネットワークである人間の脳や脳内活動とネットワーク、ソーシャルグラフとの接合に投資したら・・・?それが人間の幸せにつながるのかどうかはしらないが、きっとまた大きなビジネスになるのではないだろうか。まさに新しい「夢の具現化」というにふさわしいだろう。

数年前、ジュリー・アンドリュースの本から着想を得たウェブのサービスをつくりたいと、英文で手書きの国際郵便を送ったことがある。しかしその時は「一切のアイディアは受け取らず、我々は知財に関する関与を許さない」といったようなメッセージが、感謝の言葉とサイン付きの厚紙にプリントされた写真とともに送り返されてきた。今回もそれと同じように何かのかたちでマーク・ザッカーバーグに「次はこんな分野に注力すべきだ」などという戯言を送ったら、どんな手厳しい返信が返ってくるだろうか。いっそ、それを実行してみたくなってしまった。もちろん、タレントでも公人でもない彼から、おかしなアイディアを送りつけてくる輩に返信を送ってくる、なんてことはないだろう、実際にそこに書かれていることを実現する技術と実証された実績でもないことには。

・・・というのが、疲れきった心身で昨日の出来事が海馬を通過する前に見せた夢のかけらを記録し考察したものだ。夢は見るときはいつも見るが、ここまで具体的で、企画書のタイトルに洒落まで利いた夢をみるのもめったにないので、記録してみた。映画や森美術館だけではなく、スカイプラネタリウムも見て宇宙ヤバイ状態だったので、夢もやたら濃かったのかもしれない。つまり日曜日は楽しかったってことだろう。 このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年1月18日火曜日

Orinoko株式会社さんの作ったFacebookファンページ事例集がすごい

@rkanbe です。

昨日は汐留の電通ホールで開催された、WOMマーケティング協議会―WOM Japan  による WOMJ第9回事例共有セミナー  に参加してきたのですが、ここOrinoco株式会社 さんによって発表された Facebookのファンページ事例集がなかなか充実してました。ありがたいことに Slideshare にあがってますので、こちらにも貼り付けてておきます。

【プレゼン資料公開】事例に学ぶ、フェイスブック ファンページ (Facebook Fanpage)のベストプラクティスとは?

その他にも参考になる記事がいくつかありますので、リンクしておきます。

最新フェイスブック・インフォグラフィックで、勢いの凄さをおさらい

フェイスブックの資金調達が示す、ベンチャー資金調達の新たな流れ

フェイスブックが来年頭にIPOをする可能性が濃厚に

それにしてもループスさんといい、ソーシャル系の分析はウェブでもどんどん共有されてありがたいですね。これが他業種だったら、これだけのレポートを作ってもらうのにいったいいくらかかることでしょうか・・・

. このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年1月17日月曜日

クリエイティブ系ウェブ制作カンパニーがFacebookファンページをつくる理由

@rkanbeです。

さて、企業系のウェブの制作案件では、いま大なり小なり「Facebookファンページ」というものを作る必要性にかられていることをご存知でしょうか。少なくとも海外では、通常のサイトと同じくらいFacebookファンページを作るための予算がかけられている状態です。

まずはとっつきやすく、Facebookファンページを作ると何がいいのかということをまとめてみましょう。とりあえずは「世界的に見て」という感じになりますが。

1.トラフィックが半端ない!


5億人を越えるというFacebookのユーザが存在することで、仕掛けを上手く行うことでSEO対策とはまったく異なる、サイト利用者の導線を引くことができます。まず、面白い企画を作ることが大事ですが、それを支援するためのトレンドもいくつかあるようです。

a)Facebook独占企画にする

ナイキやフォード社は、既存ウェブサイトと並行でのウェブサイトキャンペーンを実施せず、Facebookだけの独占企画を行うことを決断しました。そうすると「Facebookにしかないコンテンツ」になり、Facebook向けに特化された企画により、トラフィックはより集まりやすくなります。

b)クーポンや寄付企画との連動で、ユーザに金銭的価値ではないインセンティブを与える

FacebookのようなSNS内では「オトクな情報」や「かっこいい行為」がシェアされやすいので、企画にクーポン発行や「ファンページに参加した人数分だけ企業が寄付します」といったファンページにすると、より人が集まりやすくなることが期待されます。

2.場所代はタダ同然

巨大なウェブサイト企画を実施すると、実はインフラ代だけで予算が飛んでしまう場合があります。こうれは営利企業でも公的機関でもおなじですが、いずれも自社の利潤や税金のなかから賄う必要があります。しかし広告やその他のプラットフォーム機能にPVやUVを集めることをよしとするFacebookは太っ腹なことになんとホスティングスペースを「ファンページ」としてただ同然で貸し出しています。実際にイギリス王室などは、Facebookファンページを使うことで予算を抑えようとしています。


3.アクセス解析や簡易CRMの利用が可能

Facebookのファンページは、Insightと呼ばれる、Google Analiticsのようなアクセス解析機能を備え、またファンページのスレッドにより、簡単な顧客サポートを行う事もできます。実際にコナミやH&Mがファンページ上でユーザサポートを行っています。こちらも、ほぼタダ同然です。

さらに、Facebookの位置情報を使った地域限定クーポンや「特定の緯度経度の範囲内にチェックインした場合の割引サービス」なども提供。キャンペーンの可能性が広がります。

4.ファンページを使ったコンテストや商業的行為も可能

さらに、キャンペーン情報を掲載するだけではなく、ファンページを使ったユーザ参加型のコンテストや、簡易ECサイトのような商業的行為も展開することが可能です。後者の場合はさすがにFacebook側とのレベニューシェアが必要なのではないかと想像しますが、それを自前のウェブサイトでやる場合との費用対効果が高ければ、十分にファンページを利用する価値があることは、すぐにわかるはずです。

暫定的結論:ファンページを使わない理由はない

そういったわけで、現在ファンページを使わない理由はあまりなく、企業が「Facebookを使えばより効果的なキャンペーンを打てるのでは?」と考えれば、そういったクライアントの意向を制作会社が汲まないわけはありません。予算は同額でも、インフラ代に消えるコストが削減されれば、制作会社としても粗利が向上して御の字です。

かくして、現在既存の企業のウェブサイトキャンペーンが徐々にFacebookキャンペーンを併用、あるいはFacebook独占で実施される状況が高まっているのです。企業だけではなく、予算のないNPOや、これまでMySpaceにアーティストページをつくうていたミュージシャンも、同じ理由でどんどんファンページの作成に足を踏み入れていることは、間違いないでしょう。

下記に、比較テーブルを掲載しておきます。


注意事項:ファンページにまつわる問題点

しかし、もちろんファンページのいいところばかりではありません。というか、日本国内ではグローバルな大企業以外には全くの絵空事といってもいいでしょう。簡単にその理由を挙げるとすれば次のような感じでしょうか。

・日本では Facebook の普及率がまだまだ(もちろんこれから伸びる可能性はあります)なため、海外でキャンペーンを打つ場合に比べて、効果がかなり薄くなる懸念がある

・Facebook独占企画だった場合、複数ヶ所での企画展開がしにくくなる。Twitter、YouTube(Google)などとの並行展開をしたい場合、選択肢が減ってしまう

・FacebookファンページもFacebookアプリやOpenSocialアプリのように外部サイトの連携が合った場合に、たとえば一日1億PVをささえる外部サーバを制作会社で持たないといけない。しかしそれなくてはインタラクティブでダイナミックなコンテンツの制作は厳しくなり、ファンページの差別化ができない

・ファンページを記述するためのFBMLの仕様がゆるゆるで、Facebookの都合でしょっちゅう変わる

特に最後の部分は大変で、日本で携帯向けサイトを作った場合に機種ごとに動作確認が必要だったように、過去に作成したサイトがFacebook側のFBMLの仕様変更により動かなくなってしまうことがあるのです。

しかしFacebookも5億人のユーザを抱えながらまだまだ発展途上のプラットフォームですので、FBMLの進化や変化が終わることはないでしょう。次のエントリでは、そこを回避する手段について、いろいろと考えてみたいと思います。

(参考情報)


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Twitter API を使ったユーザ情報やタイムラインの習得について(PHPにてJSON形式で)

TwitterでAPIを利用するキモは、まずはOAuthの認証を下記の手順で行うことです。

1.Twitterの設定の「コネクション」から、自作アプリを登録する

2.consumer_keyとconsumer_secretを取得して自作アプリに登録

3.各ユーザにaccess_tokenとaccess_secretを取得させ、そのユーザのAPI利用回数でアプリをハンドルさせる

ここまでの連携が終わったら、各ユーザがインスタントとして取得する consumer に、access_tokenとaccess_secretを喰わせて
タイムラインにつぶやくなり、プロフィールを取得するなどすればよい。


サンプル

$consumer->post($accessToken->key, $accessToken->secret, 'http://twitter.com/statuses/update.json', array('status' => 'hello world!'));



http://twitter.com/statuses/update.json などのURLの名称はこちらで確認できます

Twitter API 仕様書  一覧での解説があります。

Twitter API 仕様書  文章での解説があります。



タイムラインの取得


上記の方法とはちょっと違いますが取得のサンプルはこちら

Twitter API – PHPでユーザータイムラインの取得 : わいきゅー 

アクセストークン獲得直後にユーザ情報を取得する方法


Twitter APIでOAuth認証後にユーザー名を取得 | PHP | 俺のメモ 


その他参考資料


【Cache_Lite編】PHPでTwitterのつぶやきを表示 | Johnnnnny.com  

いろいろなサービスで使える OAuth


このエントリの内容の更新について


なにかあたらしい追記をする場合、このエントリの内容の更新はしません。

↓こちらの方で継続的に追記していきます

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