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Facebookのスポット(Places)についてまとめてみました

@rkanbe です。

Facebook の中でも比較的新しい機能「Places」について調べてみたら、なかなか面白かったのでまとめてみます。これは、言ってしまえばFoursquareの「チェックイン」を模した機能で、日本向けには「スポット」という名称でリリースされています。

日本の電話帳からの情報もある程度登録されているようです。コンビニや飲食店のフランチャイズではたくさん出てきてしまいますが、あまり数が多くないショップの店舗の例として「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の例を挙げてみますと、こんな感じです。こういったスポットに携帯・スマートフォンや位置情報対応のPCブラウザからアクセスすると、ロケタッチやコロプラみたいな感じで位置登録できるわけです。



Facebookで特徴的なのは、一緒にいる友だち情報もまとめて行えることです。ここで露出が増えてますますチェックイン機能やチェックイン情報が共有されるというわけですね、よく出来ています。

では、時系列でさかのぼって、リリース時からの情報を追ってみていきましょう。

▼リリース時の記事

Facebook、『スポット』(Places日本版)を本日公開 | Business Wire

Facebookが位置情報サービス”Facebook Places”を開始。しかもFoursquare、Gowallaと提携

チェックイン機能を持つFacebook Placesが、iPhoneとiPod Touchでデビュー | ブログヘラルド

▼事例

『スポット』機能提供は米国では2010年の夏に提供を開始されました。その後様々な事例が登場しています。そのあたりは @yukari77 さんの下記記事がとても参考になります。

Facebookのチェックイン機能“Facebook Places”を活用したキャンペーン事例5選 【三橋ゆか里】 : TechWave

1)Westfield Valley Fair チェックインでクーポン。最もシンプル

2)Electronic Arts UK イベント参加でチェックインさせ、結果ブランドの大量インプレッションに。

3)Onitsuka Tiger by Asics チェックイン+クイズ。参加者の50%がチェックイン

4)University of Kentucky” 学内スタンプラリー。在学生の交流及び入学者の勧誘

5)VisitBritain 『国盗り物語的』なものをチェックインで実装。ファンページのファン数34%増加

下記の記事もあわせてどうぞ。

Facebookでも”チェックイン”!ソーシャルグッドな取り組みが始まっている「Facebook Places」 | greenz.jp グリーンズ

▼FourSquareや他の位置情報系サービスとの比較

Facebook Placesのユーザ数はFoursquareの7倍 – IT / テクノロジー | TechDoll.jp

Facebook Placesのユーザ数はFoursquareの7倍 – IT / テクノロジー | TechDoll.jp

Facebook Places vs 世界の位置情報サービス

Facebook PlacesのロゴはFoursquareへのあてこすり?: とみー

▼ドキュメント&APIとの組み合わせ例

ヘルプセンター (公式ドキュメント)

Going Places with Facebook - Facebook開発者

Involver Blog: The Web's Most Trusted Social Marketing Platform - Part 3 (Involverとの連携)

アプリとの組み合わせで活用するFacebook Places – Social Media Surf (Context Optionalとの連携)

▼まとめ

そういったわけで、世界最大のSNSと位置情報が組み合わさって、これまでにないチェックイン・バブルが起ころうとしています。別にこのサービスだけに限らないのですが、どうやらこのサービスのローンチの経緯を見る限り、新生のソーシャルメディアのコア機能をFacebookが実装して、シェアの半分を奪っていく、という流れは今後もたくさんありそうな予感がします。ともかくこの「チェックイン」がさまざまなプロモーションやキャンペーンと合わせて利用される可能性が高いというのは、間違いがないのかもしれません。

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